漢方で夜泣きを改善する!おすすめの漢方薬
漢方薬と聞くと多くの方が、大人やお年寄りが使用するものだと考えます。実際は、添加物や合成物質があまり入っておらず、子供にも飲めるようになっています。種類によっては、赤ちゃんの夜泣くことにも効果をはっきしてくれます。
漢方医学からみる夜泣きの症状
赤ちゃんの夜泣きの症状は、漢方医学的に肝気の失調、つまり冷えや消化不良などが原因として考えられています。そのため、赤ちゃんの夜泣きには体を温める薬などが使用されています。また、神経過敏のため、夜泣きを引き起こすとも考えられ、抑肝散などが使用されています。
このように、漢方医学の観点からは体の組織の調子、精神的な興奮や神経過敏の2点が夜泣きの原因として考えられているのです。
夜泣きに使う漢方薬
赤ちゃんの夜泣きにも効果的な漢方薬ですが、しっかりと夜泣きに効果的な知識を身につけることが重要です。興奮状態から夜泣きをする赤ちゃんには、ストレスを緩和する抑肝散が効果的です。興奮状態や神経過敏を解消し、やすらかな眠りを誘います。また、臓器が弱いことから夜泣きをおこす赤ちゃんには、甘麦大棗湯が使われます。胃腸の調子を整えることで有名な小建中湯は、夜泣きにも効果的であると言われています。あまり外に出ない赤ちゃんに効果的だと言われています。赤ちゃんの顔色や様子、1日の行動を見ながら、使用する薬を使い分けることが必要です。
漢方薬の注意点
赤ちゃんに効果的である漢方薬ですが、注意して飲ませないと副作用などによって赤ちゃんの体調が悪化することがあります。赤ちゃんに飲ませるには、そのまま飲ませてはいけません。場合によっては、喉に詰まってしまい、命の危険にも関わってきます。
まず、少量の水で溶いたものを赤ちゃんの上あごの部分にのせ、すぐに水や飲み物で流し込むと苦味も感じず、のどに詰まらせることもないまま、漢方を摂取することができます。哺乳瓶のミルクに漢方などを混ぜてしまうと、ミルクに苦味が付いてしまう可能性もあり、赤ちゃんがミルクを飲まなくなってしまうことがあります。
ミルクの時間と漢方を与える時間を一緒にしないことが重要です。このように、味覚に関しても、体の組織に関しても敏感な赤ちゃんにとっては、様々な注意点があります。注意点や飲み方をしっかりマスターして、漢方とうまく付き合っていきましょう。使い方次第では、赤ちゃんの夜泣き対策の強い味方となってくれます。